悩めるアルコールランプくんと理科準備室の実験器具たち

仮説社

形式: 紙版
SKU: 00315
バーコード: 9784773503159

¥1,650

(税込)

実験器具のキャラクターで人気を博す「ビーカーくんとそのなかまたち」 。絵本シリーズ第二弾の主役は,近年,理科室から姿を消しつつある〈アルコールランプ〉くん!!

「ぼくたちだってまだまだ使えるのに――」。
自分の代わりに実験で活躍するガスコンロくんの姿に,もんもんと日々を過ごすアルコールランプくん(とフタくん)。
理科準備室の〈開かずの棚〉って? 使われなくなった実験器具の運命とは……!?

悩めるアルコールランプくんと理科準備室の実験器具たち

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書誌情報

  • 著者

    うえたに夫婦 絵・文
  • 判型

    A4判変型
  • ページ数

    42
  • 発行日

    2021年9月15日
  • ISBN / JAN

    978-4-7735-0315-9
  • Cコード

    8743
  • 対象年齢

  • 5 stars: 3 (50%)
  • 4 stars: 3 (50%)
  • 3 stars: 0 (0%)
  • 2 stars: 0 (0%)
  • 1 star: 0 (0%)
ア
アトリエ樹乃会 一ノ瀬雅美
(投稿日:2021/08/31)

「ビーカーくんとその仲間たち」シリーズは、実験器具や実験のことがマンガ中心に書かれていますが、内容は本格派。理科好きな小学生から大人まで楽しめます。
そのビーカーくんシリーズの絵本である本作は、学校の理科室の様子が細かく描かれており大人が読むと懐かしい。まだ理科室で実験などしたことがない低学年のお子さんの興味を促したり、高学年が「あるある」と思いながら読める作品です。
いまどきの小学生が、アルコールランプを使う機会は減っていますが、古くから使われている実験器具に対するあこがれを持っている子もいます。アルコールランプくん、フタくん、2人は火の扱いを学ぶには最強のコンビ、子どもたちにもご指導お願いします!

I
Ikegami Nahoko
(投降日:2021/08/10)

アルコールランプくんと、ふたくん、以前は理科室になくてはならないものだったヒーローは、いまや取り扱いも簡単、火の調整もできる最新の実験用ガスコンロに活躍の場を奪われつつある。そろそろお役御免になり、辿り着く先は、まさかの、開かずの間?そこは使われなくなった実験器具達の墓場のようなところだと噂されている。
シリーズの第二作目とのこと。擬人化された器具は親しみ易く、子供たちに喜ばれそう。コロナで実験が全く行われず、つまらない・・・と子供が嘆いていたことを思い出す。早く自由に学ぶことができる日が来ますように。
百葉箱、バネばかり、などおとなには懐かしいものの説明がある。そもそも、黒板、が、なくなってホワイトボードに変わってきていることがいまさらながら衝撃的。
デジタル世代が、アナログを思い出すために、アナログのよさは、なんのために、どんな仕組みでうごいているのかがわかりやすいところにある。

が
がくししょ
(投稿日:2021/08/13)

アルコールランプは今やガスコンロにとって代わられた実験道具。古くなった道具はどうなってしまうのだろう……学校では常に最新技術を教える必要があるので、ガスコンロで実験するのは真っ当なのですが、アルコールランプが使われなくなったことに対する悲しさもありますね。ですが、この絵本のいいところは、この視点を粗末にせず、アルコールランプくんが前を向き、自分の役割を見つけたところにあるんじゃないかと思いました。
あと、絵がとってもかわいいです。この絵を見るために絵本を眺めるのもありだと思います。このかわいい絵と共に実験器具の簡単な説明が載っているのも良きです。
確かに時代と共にアルコールランプは実験器具として使われなくなったと思いますが、キャンパーなどは使っているみたいですし、揺れる火を見ると落ち着くのだとか。また違った需要がアルコールランプにはあるので、これからも現役でまだまだ頑張っていただきたいです。

石
石井孝明
(投稿日:2021/08/09)

わたしは、アルコールランプ世代です!おっかなびっくりマッチを擦って、”ポッ”と点火していました。なかなかの緊張感と、慣れたときの成長感は、今でも不思議と覚えています!
作者のうえたに夫婦が「悩めるアルコールランプくん(and フタくん)」と表紙のタイトルにした感性が好きです。別々に生まれ、サイズの誤差をすり合わせるようにコンビを組んだはずのアルコールランプくんと、フタくん。そこの物語にちゃんと気づいてあげられてることが、何かとても素敵だなと感じます。
老兵は去る。道具でも、人でも役を担って生まれてくるものだと信じています。そして、その役割を十分に果たせなくなる時がやがてはきます。自分よりもっと上手にできるものが現れます。その時が潔いさり際だと心得ます。去り際というよりはリレーのバトンタッチのようなものかもしれませんね。理科で世の中をより良いもの、より面白いものにしていくための、リレー。
一つの目的のために、何種類もの器具さんたちが必死に走り、バトンを次に託す瞬間、理科準備室に起こったちょっとしたハプニング。
うまく乗り越えられそうですね、アルコールランプくんとフタくん!
走り終えて声援を送るものも、今走るものも、志は一つのチーム。ずっとこれからも、競技の参加者です。決して、無意味な存在じゃない。何か、理科準備室に自分のこれからを考えさせられました。ありがとうございます。

図
図書館関係者
(投稿日:2021/08/09)

「別れ」や「友情」の絵本としても、キャラクター絵本としても、あるいは実験道具を扱った「科学絵本」としても楽しめます。またかつて生徒や学生だった方には懐かしさを感じる絵本にもなっています。ほろりと涙、ほっこりとあたたかな気持ちにもなれる本でした。

戸
戸田美智
(投稿日:2021/08/08)

理科実験室の実験器具たちにも新旧の入れ替わりの攻防があるなんて、切ない。
遠い遠い昔わたしもお世話になったアルコールランプくん(とフタくん)が、もう時代遅れだなんて!?
理科の実験の今昔をつぶさに見る思いです。
読みながら、「これは何?」と思う実験器具たちもありましたが、巻末に名前と用途の解説があるので理解できました。ちなみにわたしは、「排気鐘と排気盤」、「真空鈴」が記憶にありませんでした。音叉も黒板さえも、使われなくなりつつあるの?と、時代の変化を感じてしまいます。