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仮説実験授業と科学教育
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¥3,080から
日本は欧米の文化を模倣することに奮闘してきた。しかし,幕末から深刻な社会問題となった米食地帯固有の奇病「脚気」についてはお手本がなかった。その予防治療法だけは日本人が自ら創造性を発揮して解決しなければならない大問題であったのだ。
徳川13代将軍も14代将軍も和宮も脚気で病没。さらに近代化の波とともに,脚気は学生と軍隊の間で大流行しはじめ,とくに軍医たちを悩ませることになった。しかし,原理はわからなくても治療はできる。自らも患者となった明治天皇は洋方医の処方を振り切って麦飯で脚気を克服し,軍隊でも高木謙寛や堀内利国の努力によって食事の改革が行われ,一時は脚気の撲滅も間近とさえ思われた。しかし,これは新しい戦いの開幕にすぎなかった。ドイツ帰りの軍医・森林太郎(森鴎外)を筆頭とする東大医学部系の医学者たちが,麦飯派に対して大反撃を開始したのである。
創造性とは何か。「小説よりも奇」なる歴史の真相は,まさに社会組織の問題であることを凄まじい迫力で示す。
★★ もくじ ★★
事のおこり
新しい時代の開幕と脚気問題
明治維新と医学の西洋化
第一部 天皇の脚気と,脚気病院における漢洋の脚気相撲
遠田澄庵の野望か,西洋医たちの陰謀か
第二部 高木謙寛の兵食改善による脚気撲滅作戦
陸軍と東大の脚気論と緒方正規の脚気菌発見
第三部 麦飯による脚気絶滅作戦の成功と軍医本部・東大医学部の対応
〈論より証拠〉と〈証拠より論〉の争い
¥3,520
陸軍からもほぼ姿を消したかにみえた脚気病は,「日清・日露戦争」において再三猛威をふるった。脚気による損害が,戦闘による損害をはるかに上まったのである。それは陸軍軍医の中枢を握る半麦飯派が戦時体制を利用して戦場に白米を送った結果であった。
さすがに戦後は「戦場での大量殺人犯」を追求する声がわきおこった。しかし,森林太郎(鴎外)・青山胤道の東大医学部コンビはそれを頑としてかわし,「米ヌカ」の研究を弾圧しにかかったのである。しかし,それは都築甚之助の新薬開発を加速することになった。
一方,植民地における奇病「ベリベリ」の研究から,欧米の医学者たちの関心は米ヌカに含まれる新物資にそそがれるようになっていた。その情報に愕然とした医学界の中枢は,混乱の中にも栄光の横領にとりかかる……。真理はいかにして決まるか。ビタミン発見前夜の科学者の熱い戦いを描き,創造性のメカニズムを浮き彫りにする壮大な科学史ロマン。
★★ もくじ ★★
第四部 頑迷なる秀才が天下をとったとき
エイクマンの〈ニワトリの白米病〉の発見と追試
第五部 日露戦争における脚気大量発生問題
臨時脚気病調査会の成立
第六部 日本での脚気の部分的栄養欠乏説の成立
新しい脚気研究の時代を開いた人々
第七部 「ビタミンB1欠乏説」の確率
日本における脚気の絶滅
¥1,650
日本人はいつ頃から白菜を食べていたのでしょう?いかにも昔から日本にありそうな感じがする野菜,白菜のことを調べていくと,次つぎと面白いことがわかってきました。身近な野菜にかくされた〈謎〉をときながら,「種の概念」と「日本史と世界史とのつながり」までもが見えてくる科学読み物。
★★ もくじ ★★
第1話 なぞのはじまり
第2話 白菜が日本にやってきたころ
第3話 桜島大根や二十日大根はカブかダイコンか
第4話 愛知ハクサイの成功と日清・日露の戦争
第5話 松島でとれたハクサイのタネ
第6話 ハクサイとまざる花粉のなぞ
第7話 白菜のタネとかぶのタネ
¥2,200
第8集の中心は出口陽正さんによる労作,授業書《図形と証明》です。ぜひじっさいに授業にかけてみてください。
その他,牛山尚也さんの「現象論的な法則を発見することが大事なんだ」もおすすめです。牛山さんの記事を読んで,〈創造性〉とか〈常識と科学〉ということに興味が沸いた方は,板倉聖宣さんの「日本人の空気認識と〈空気〉という言葉の歴史」や,塚本浩司さんの「科学の古典から学ぶということ」に読み進むと良いでしょう。
ちょっと疲れた方には田辺守男さんの「ツヨシの夢と仮説実験授業」が待っています。他にも気軽に読める上に役立つ短編をいろいろご用意しています。
★★ もくじ ★★
・日本人の空気認識と〈空気〉という言葉の歴史
・科学の古典から学ぶということ
ボイル『粒子哲学に基づく形相と質の起源』
・現象論的な法則を発見することが大事なんだ
脚気の歴史と仮説実験授業
・書評 唐木田健一『理論の創造と創造の理論』
・おすすめします 板倉聖宣・上廻昭『仮説実験授業入門』
・上白糖はビートからも作られている
・ツヨシの夢と仮説実験授業
・半径rと記号√
・豆電球を割る 失敗なく,コツがいらず,ガラスが飛び散らない
・新しい授業書《図形と証明》とその解説
・《図形と証明》の授業記録 小学6年生との9時間
・授業感想文は子どもたちからの贈り物
「書かせる」ではなく「書いてもらう」のが原則
・いや~,おどろいた!
《結晶》の授業で気がついたこと
¥2,200
第7集は授業書《偏光板の世界》が圧倒的なスペースを占めています。《偏光板の世界》は,電波と光を「電磁波」として統一的にとらえる授業書です。中学生以上を念頭に置いていますが,小学生でも高学年なら十分に楽しめるでしょう。
「英語の先生方への二三の提案」は,板倉聖宣さんの仮説実験授業の考え方,教育改革の具体的な方向が語られていて,「英語の先生方」意外にもお勧めです。
峰尾秀之さんの「〈学ぶこと〉はいつから〈勉強〉になったか?」は,教育史的に面白いだけでない,「明治という時代」についても改めて考えさせてくれるでしょう。一方,重弘忠晴さんの「〈人力車のなぞ〉がとけるとき」は,「勉強が確実に役立った時代としての明治」のイメージ(の教育)です。あわせて読んでみてはいかがでしょうか。
その他に,「間違い方」についての本格的な研究論文,橋本淳治さんの「誤答調査」もあります。
★★ もくじ ★★
・英語の先生方への二三の提案
たのしい授業の想像のために
・〈学ぶこと〉はいつから「勉強」になったか
「勉強」という言葉の歴史
・「人力車のなぞ」がとけるとき
《日本歴史入門》で明治維新のイメージを
・模擬試験の誤答調査
選択支式の問題における「デタラメな選択」の比率
・新しい授業書《偏光板の世界》
・偏光板の研究・普及史年表
¥2,200
本書には,仮説実験授業研究会の最新の研究成果を収録。本号掲載の新作授業書は《はじめての世界史》です。世界史が得意な人でも,この授業書に出てくる問題にはなかなか正解できないはず。それは,これまでの学校教育の世界史の常識が偏っている証拠です。これまでの社会科の授業というものは,「正しい結論を押し付けられることばかり」でしたが,この授業書はそうした押し付けを排していることもあって,「歴史が苦手」という方にも歓迎されています。また,「世界史の教育は何のためにやるのか」という疑問の解答にもなっています。
★本文78ページに一部誤りがあります。授業書として印刷する場合は下記のURLから訂正版をダウンロードしてご利用ください。
ご迷惑をおかけして誠に申し訳ありません。
https://www.kasetu.co.jp/products/60081-d
★★ もくじ ★★
・編集者より
・英国における領主権の消滅過程 板倉聖宣
・〈授業書改訂の基礎学〉のために 小野健司
・授業書の〈お話〉をどう読むか 林泰樹
・〈授業書のねらいが達成されたかどうか〉は,どのようにして確認されうるか 竹田美紀子
・創刊20年をむかえたガリ本『未来の風』 牛山尚也
・10分間で楽しめる絵本『なにをたべたかわかる?』 佐竹重泰
・授業書《はじめての世界史―貿易から見たこれからの世界》 板倉聖宣・岸勇司
・貿易を通して世界がつながっていいな―中学2年生の授業記録 根本巌
・編集後記
・授業書・実験器具一覧
¥2,009
『たのしい授業』には掲載できない仮説実験授業についての詳しい資料やつっこんだ記事を掲載することを目的とした研究誌です。
第1集は授業書《生物と細胞》特集の他,仮説実験授業研究会の内部的な資料として,「板倉式発想法の基礎」,そして二階堂泰全さんの「卒業式」を収録しています。
また仮説実験授業の研究の動向を知るための資料として,授業書作成の歴史資料をも収録しました。
★★ もくじ ★★
・ 創刊の言葉
・ 板倉式発想法の基礎
・卒業式 はじめて人前で涙を流した日
・「かけ算」って何をする計算なの?
・仮説実験授業をいつやったらよいか
・授業書 その作成の歴史と分野別一覧
・仮説実験授業研究会会則
・会則の趣旨説明
・ なぜ「細胞説」を研究したのか その認識論と研究小史
・授業書《生物と細胞》
授業書全文とその解説
・《生物と細胞》の授業
中学2年生との8時間/予想分布と感想文
¥1,760
道徳的にせよ政治的にせよ,「正しいこと」(=正義)を広め実現していくには,〈社会の運動法則〉をきちんと見極めなければなりません。では,その運動が法則が無視されたとしたら──?
世界で最も早く,最も徹底的に実施された動物愛護令,それが「生類憐みの令」です。誰もが反対できない「生き物を大切にする」という道徳的正義。その押しつけは,社会にどのような結果をもたらしたでしょう。小学校高学年から実施できます。
補助教材に「〈生類憐みの令〉動物カード」があります。
★情報や数値を最新のものに改訂したデジタル版もあります。
★★ もくじ ★★
第1部 〈生類憐みの令〉の範囲
第2部 〈生類憐みの令〉の成果 ……犬の場合
第3部 〈生類憐みの令〉の起源とその継続と廃止
第4部 〈生類憐みの令〉年表 ……本文にもれた話
付 録 授業書〈生類憐みの令〉
¥1,980
あなたは今より600年も前に,隣の国に日本よりもずっと進んだ科学技術を振興させていた王様がいたことを知っていましたか?
世宗(セジョン)大王は,日本が室町時代の頃の朝鮮王朝の国王です。現在,韓国=朝鮮で使われている文字=ハングルを創った人として知られています。
しかも彼はそれだけではなく,科学や農業,音楽などいろいろなことに積極的に取り組んだ,とても意欲的な国王だったのです。
日本ではあまり知られていませんが,韓国では最高額紙幣の肖像画になったことがあるほどの人気があります。隣の国の歴史を知るための,最適の一冊です。
★★ もくじ ★★
はじめに 江戸時代の社会とその変化
第一章 二人の兄を飛び越して王となった世宗
第二章 貨幣政策と〈朝鮮通宝〉のなぞ
第三章 農業・医療技術の普及と出版
第四章 日本からの技術導入と「火薬と火砲」の秘密
第五章 天文・暦学の研究と世界最古の測雨器
第六章 反対を押し切ってのハングル創成
付録 世宗王前後の李王家の年図/世宗年図/ハングル一覧表
¥770
明治以前,日本では仏教の影響で肉食が普及しなかった。では,その仏教を日本に伝えた国,朝鮮=韓国では,いつ頃から焼肉を食べるようになったのか?
焼肉と唐辛子の起源をたどることで,日本にもっとも近い国,朝鮮=韓国との食物・思想・政治・文化の歴史的つながりが浮き彫りに。世界史入門としてもおすすめ。
★★ もくじ ★★
第0部 はじめに
朝鮮=韓国語の語順/朝鮮と韓国
第1部 焼肉料理
蒙古軍の襲来と高麗/肉食の起源・肉食と宗教/朝鮮=韓国史概観年表/朝鮮=韓国の仏教と儒教/韓国における葬式/ヤンパンと日本の武士
第2部 唐辛子とコショウ
唐辛子の唐の字のいわれ/朝鮮人とコショウの歴史/日本の鎖国と朝鮮の鎖国
¥2,200
江戸時代の末期,浦賀沖に現れたアメリカの黒船の開国要求に揺れる日本。幕府と新勢力の薩摩や長州の対立がさけられない情勢になったとき,「国内が一致して外国に対抗しなくてはいけない大事なときに,内乱など起こしてはいけない」と,自ら負けを選んで江戸城を無血で明け渡したのは,幕臣の勝海舟でした。では,幕府の中にいながら,なぜ勝海舟は,そのように広い視野に立った判断を下すことができたのでしょうか?
これまでの「勝海舟の伝記」では見落とされてきた新たな視点に立ち,歴史の中から海舟像を浮かび上がらせることに成功した画期的な評伝!
★★ もくじ ★★
はじめに 江戸時代の社会とその変化
第一章 勝海舟=麟太郎の生い立ち
第二章 先見の明を育てるもの
第三章 新しい時代のはじまり
第四章 開国か,勤王攘夷か
第五章 人びとの意見を変えた「攘夷の実験」
第六章 「江戸城」無血開城へ
第七章 不思議な革命,明治維新
あとがきにかえて 世界で通用する日本人,勝海舟
付録 勝海舟 年図
¥2,420
16世紀の物理学者,W.ギルバートによる磁石についての論文の抄訳。
実は,本書に書かれているいくつかのことは,今日の科学の到達した地点から見ると明らかに間違っています。にも関わらず,本書が近代科学の誕生を高らかに宣言した名著であるという事実は,いささかも損われることはありません。
近代科学の知識を全くもたない人が,磁石を中心にどれほどいろいろなことを実験し考察しうるか……。ギルバートのたくましい科学的想像力と実験精神に,きっと驚きを覚えずにはいられないでしょう。
★★ もくじ ★★
・磁気の哲学に関心をもつ誠実な読者の方々へ
・慈石について古代人と近世人の書いたこと
・慈石は,その自然の能力のきわだっている部分,すなわちその性質の顕著な極を有する
・慈石は,他の慈石と自然な位置関係にあるときにはそれを引っぱるが,逆の位置関係にあるときにはそれをしりぞけ,自然の位置にもどす
・磁気的な接合について。それに先立ってまずコハクの吸引,すなわち,より正確にいえばコハクに物体が吸いつくことについて
(その力を増すために)慈石の極の上に武装させる鉄の兜とその効果について
・武装した慈石が鉄辺を励起して与える磁力は,裸の慈石が与える力よりも大きいということはない
・武装した慈石との結合はより強いので,より重いものが持ち上げられるようになる。けれどもその接合は強くなく,一般にはむしろ弱い
・武装した慈石がもう一つの武装した慈石を持ち上げ,それがさらに第三の武装慈石を持ち上げるというようにつづけていくことができる。もっともこの場合,その力ははじめよりいくらか弱くなる
・紙その他のものを間にはさむと,武装慈石も,裸の慈石より多くのものを持ち上げられない
・武装された慈石が裸の慈石よりも多く鉄を引くのではないということ。及び,武装されたものは鉄により強く結びつけられるということは,武装された慈石と磨いた円筒状の鉄とを用いることによって示すことができる
・磁針を球形慈石つまり地平面上のさまざまな位置に置いたときの伏角の図(ここでは伏角のばらつきはないものとしてある)
・訳者による解説
・ウィリアム・ギルバートの生涯
・『慈石論』について
・ギルバートの物質理論・引力説のまちがいとその妥当性
・鉄の兜で武装した慈石での実験
『慈石論』の全目次と図版のすべて
¥2,200
これまであまりにも複雑に考えられてきた原子結合のしくみが,独創的な立体周期表と原子模型の考案によって,誰にでもわかるようになりました。原子の重さ・大きさ・性質・単体の融点・発見年代のデータだけでなく,名前の語源,記号の覚え方,値段等々までをたのしく学べます。教室に常備したい一冊。これでグンと原子が身近なものに!
★★ もくじ ★★
第1章 原子の中が見えたなら
第2章 「原子(元素単体)の立体周期表」の見方・利用法
第3章 周期表の中の原子(元素単体)たち
第4章 原子記号と原子の名前のおぼえ方
第5章 原子の雑学事典
第6章 すべての原子の覚え書き
¥1,320
酒やタバコの害から青少年や国民を守りたい……そうした善意の運動は政治も動かす。実際に起こった世界的な禁酒・禁煙法の成立と廃止の流れを通して,社会・政治の問題を考え直す。
酒やタバコの害から青少年や国民を守りたい……そうした善意の運動は政治も動かします。しかし,個人の善意や正義があれば,社会は良くなるのでしょうか?この授業書では,民主主義の国・アメリカで実際に起こった禁酒・禁煙法の成立と廃止の流れを通して,政治と道徳の問題について考えることができます。小学校・高学年~高校の社会科,道徳,それにホームルームの時間にも実施されています。
★★ もくじ ★★
0 はじめに
・酒・タバコは悪いものか
1 日本の禁煙・禁酒運動
・未成年の喫煙禁止法の根拠は
・成人の喫煙禁止法はなかったのか
・「未成年者喫煙禁止法」の成立年代と理由
・未成年の飲酒禁止の根拠は
・「未成年社飲酒禁止法」の成立年代と理由
2 アメリカでの禁酒法の実施
・アメリカでの禁酒運動の広がり
・「禁酒法」は法律か規則か/禁酒法の実施
・禁酒憲法を阻止する運動はなかったのか
・なぜ憲法で酒を全面的に禁止したか
・禁酒法で経済は繁栄したか/禁酒法と犯罪
・禁酒法で,飲酒量はどのくらいへったか
・大統領は禁酒法を守ったか
3 アメリカの禁酒法の廃止
・禁酒憲法は,いつ廃止されたか
・反対派は,だんだんとふえたのか
・大統領選と禁酒問題/国会議員の賛否の割合
・アメリカ,イスラム以外の禁酒法国
・1920年頃の日本の酒税素輸入と国税の中の割合
・アメリカの禁酒憲法禁止のきっかけ
¥2,530から
学校での科学教育がはじまる前,人びとはどのようにして科学知識を学び取っていたか? 科学はその誕生の時から教育と深く結びついていた。近代科学発祥の地・ヨーロッパを舞台に,「科学がどんな人びとによって,そのように生まれ育てられてきたか」を知ることができる,新発見に満ちた科学史の本。
★★ もくじ ★★
第1部 科学と科学教育の源流
第1章 科学教育の源流をもとめて
サミュエル・ピープスの好奇心日記
第2章 ロンドン王認学会を準備した人びと
ピューリタン革命の中の科学愛好者たち
第3章 ロンドン王認学会の活気
世界最初の貧乏科学者フックの誕生
第4章 学会再建のキィワードはたのしい実験(エンターテイメント)
ピューリタン革命の中の科学愛好者たち
第5章 ニュートンの時代
「天才」出現の社会経済史的・科学史的背景
第6章 ニュートン主義の成立
『自然哲学の数学的原理』とニュートンの後半生
第7章 科学の公開実験のはじまり
科学入門書の出版と〈科学巡回講師〉の活躍
第8章 1700年代の英国の科学者たち
フランクリン,ブラック,プリースト,ワット
第2部 力学の歴史物語
第1話 ガリレオとピサの斜塔
第2話 慣性の原理と地動説と原子論
第3話 打撃力のなぞ
第4話 衝突の法則とフーコー振り子
¥1,320
言論の自由のために,当時の権力者と闘った英国の一出版人が,「民衆にとっての科学教育の意義と重要性」を高らかに宣言した本。原著は1821年に書かれたもの。イギリスでもまだ一般大衆が科学の教育とは無縁だった時代に書かれたものですが,いま読んでも古さを感じさせません。カーライルは,科学の教育は誰にでも,小さな子どもたちにも楽しくわかるものだということを,楽観的に述べています。読んでいて,明るい気持ちになってきます。これからの科学教育を考える手がかりにもなる一冊。
★★ もくじ ★★
主題1
第1部 主として化学をめぐって
第2部 主として天文学をめぐって
主題2
教育内容の全面改革論
結語
第2版へのあとがき
訳者のあとがき
本書を翻訳するに至ったいきさつ
リチャード・カーライルの略伝
¥2,750
教育改造の理論である仮説実験授業。そのあらゆる側面について,もっとも具体的かつ徹底的に論じ,教育研究を「実験科学」として確立した労作。授業書《ばねと力〉の全文と「教育観テスト」も掲載。
★★ もくじ ★★
第1部
序章 この研究の意図・経過と論文の構成
第1章 仮説実験授業と授業書の一般論
第2章 仮説実験授業の授業運営法
第3章 仮説実験授業の骨組み
第2部
第4章 静力学教育全体の構想と授業書〈ばねと力〉
第5章 磁石を利用して力の概念,「力の概念」を導入する試み
第6章 常識的・直観的な力の概念と抗力概念の導入の試み
第7章 「物質のばねモデル」によって抗力概念を直観的に理解させる試み
第8章 静力学の論理と常識的・直観的な考え方との対決実験の展開
第9章 力の加法性・ベクトル性の概念の導入
第3部
第10章 実験授業の実施とその成果
第11章 実験授業の各ステップに対する子どもの感想
終章 結論と課題
仮説実験授業のあゆみ……あとがきにかえて
¥2,090
凧あげの実験をして雷の正体をつきとめ,避雷針を発明したフランクリン。でも,そんなことは彼のしてきた仕事のほんの一部分でしかありません。
新聞やベストセラーになるような暦を発行したり,アメリカの独立にも大きな役割を果たしたり,遠近両用眼鏡を発明したり……驚くほどたくさんの創造的な仕事をしてきました。
学校へは2年しか行っていないのに,科学者・実業家・政治家として夢のある仕事をたくさんしてきたフランクリンの魅力的な生涯を紹介。現在日本で自伝以外に刊行されている唯一のフランクリンの伝記。
★★ もくじ ★★
第1章 印刷工としてのスタート
第2章 印刷・出版業者としての活躍
第3章 科学者フランクリンの誕生
第4章 実業界を引退して
第5章 フランクリンの社会の科学の研究
第6章 英国でのさまざまな活躍
第7章 アメリカ独立革命とフランクリン
第8章 アメリカ合衆国憲法の制定
¥660
世界的なスポーツ大会であり,〈平和の祭典〉と呼ばれることもあるオリンピック……その歴史は古代ギリシャまでさかのぼります。では,オリンピックは古代ギリシャでどのようにして生まれ,失われ,そして復活したのでしょうか? オリンピックの歴史をひも解くと,それがただのスポーツの祭典などではなく,学術文化交流と外交活動の場であったことがわかります。しかも,その裏に込められた人々の平和への願いが浮かび上がってくるのです。
★情報や数値を最新のものに改訂したデジタル版もあります。
★★ もくじ ★★
・はじめに・オリンピックと平和
・あとがき~私の(ささやかな)研究物語
¥1,100
「おかね」(貨幣)は人間の経済活動の主役のようなものです。各時代の「おかね」の質と量に目をつけて見ていくと,社会を動かしているのが権力者だけではないことが,経済には経済の法則があるということがはっきりと見えてきます。おかねの歴史を見ていくことで,社会と経済の法則を発見し,日本の歴史の大きな流れまでもがよくわかるようになります。
古銭の値段などを手掛りに,昔の日本の貨幣の歴史をたどることで,「政府もまた経済の法則に従わざるを得ない」ということを明らかにします。〈社会にも法則性がある〉ということを教える社会科学入門の授業書です。中学の社会科の日本歴史のところで取り上げられるほか,高校の経済・社会の授業でも取り上げられます。
★★ もくじ ★★
・ 日本最初のおかねと日本での金・銀・銅の発見
・ にせがね作りはいつからいたか
・ 新しいおかねと旧銭の関係
・ おかねの質はだんだんよくなったか,悪くなったか
・ おかねはどのように普及したか
・ 鎌倉幕府・室町幕府・江戸幕府のおかね対策
・ だれがおかねを作ったか
・ コイン屋さんでのいろいろな古銭の値段
・ びた銭とえり銭禁止令の話
・ 金貨や銀貨のはじまり
・ 小判の形はなぜうすべったいか
・ 一文銭のほかに何文銭があったか
・ おかねの名目価値と素材価値,重量の関係
・ 時代の変動とおかねの価値の変動
・ おさつ(紙のおかね)と兌換紙幣のはじまり
・ 今までに日本で作られたおかねの材質にはどんなものがあったか
・ どの時代の民衆がもっともよくときの政府を信用したか
¥880
江戸時代,北海道は「蝦夷地(えぞち)」と呼ばれていました。そのえぞ地に日本人が住む前には,アイヌという,日本人とはまったく生活習慣などの異なる人びとが住んでいました。和人(当時,日本人はアイヌに対して自分たちのことをこう呼んでいました)は,もともとアイヌの人びとの土地だった北海道に,どのようにして入り,住むようになったのでしょう。室町・戦国時代から明治維新頃までの,北海道におけるアイヌ人と日本人の歴史を概観できます。また,いま世界各地で起きている民族の違う人びと同士の争いの問題について考える視点をも与えてくれる1冊です。
★★ もくじ ★★
第1部 江戸時代と蝦夷地=北海道/江戸時代に北海道にいた日本人/江戸時代の松前藩/松前藩の領地/江戸時代のアイヌ人の人口/外様大名と譜代大名/昆布の話/昆布とニシンの話/江戸時代の商業の中心地=大阪
第2部 えぞ地に永住した人びと/コシャマインの戦争/和人とアイヌ人の休戦/蠣崎季広の和平提案/シャクシャインの乱
第3部 アイヌの人たちの食料/幕末の北海道/アイヌの人口の変化/北海道の人口の増大/余所者の旅行記に見た松前とアイヌ人
アイヌ人と和人の歴史年図
¥880
数百枚という限られた枚数のコインの発行年を調べて,各年のコインの発行枚数を推定するという実験を取り込んだ授業書です。数学の「大数の法則」を実験的に明らかにしようという狙いがあります。
授業書は,出口陽正 著『実験できる算数・数学』(仮説社)にも収録されています。
¥1,210
●あなたは〈徴兵制〉という制度を知っていますか?
この授業書のタイトルは〈徴兵制と民主主義〉で,徴兵制に関する問題がたくさんでてきます。しかし,この授業書のねらいは「徴兵制に詳しくなること」ではなく「徴兵制を通じて,民主主義を考えること」です。
「民主主義とはなにか」「国家とはなにか」ということは,この授業書をすべて終えても明確な答えがあるわけではありません。しかし「この機会に一度考えてみることがあってもいいのではないか」と思っています。そして,そのような問いかけ自体が,この授業書のねらいでもあるのです。
★情報や数値を最新のものに改訂したデジタル版もあります。
¥1,650
「科学(自然・社会)教育」について誰もが信頼し利用できる授業書を開発することを目指す研究誌。本質をつく大胆な論文,新実験の紹介,開発途上の授業書案,完成した授業書とその解説・授業記録などを一挙掲載する。
★★ もくじ ★★
楽しい仲間 楽しい授業(徳永啓子)/「わかば歩こう会」の活動(名倉弘)/〈日本の資源〉(板倉・吉村)/〈スイッチと回路〉(高村紀久男)/授業記録〈花と実〉(尾形邦子),ほか。
¥1,650
「科学(自然・社会)教育」について誰もが信頼し利用できる授業書を開発することを目指す研究誌。本質をつく大胆な論文,新実験の紹介,開発途上の授業書案,完成した授業書とその解説・授業記録などを一挙掲載する。
★★ もくじ ★★
行け,行け,真一郎君(小原茂巳)/女子が活躍した電気の授業(松田心一)/新しい磁気作用について(ファラデー)/授業記録〈ぼくらはニワトリ〉(山路敏英),〈かがみと光〉(城雄二),ほか。
¥1,650
「科学(自然・社会)教育」について誰もが信頼し利用できる授業書を開発することを目指す研究誌。本質をつく大胆な論文,新実験の紹介,開発途上の授業書案,完成した授業書とその解説・授業記録などを一挙掲載する。
★★ もくじ ★★
「特殊」学級とはなにか(鈴木敏英)/学級通信「ぼくらはドラネコ」(伊藤恵)/〈花と実〉授業対談(木村・徳永)/強力磁石による新実験(板倉聖宣)/風景画の授業(堀江晴美),ほか。
¥1,650
「科学(自然・社会)教育」について誰もが信頼し利用できる授業書を開発することを目指す研究誌。本質をつく大胆な論文,新実験の紹介,開発途上の授業書案,完成した授業書とその解説・授業記録などを一挙掲載する。
★★ もくじ ★★
楽しい仲間 楽しい授業(徳永啓子)/「わかば歩こう会」の活動(名倉弘)/〈日本の資源〉(板倉・吉村)/〈スイッチと回路〉(高村紀久男)/授業記録〈花と実〉(尾形邦子),ほか。
¥1,650
「科学(自然・社会)教育」について誰もが信頼し利用できる授業書を開発することを目指す研究誌。本質をつく大胆な論文,新実験の紹介,開発途上の授業書案,完成した授業書とその解説・授業記録などを一挙掲載する。
★★ もくじ ★★
「差別」を克服した授業(堀江晴美)/生類憐みの令・政治と道徳(板倉聖宣)/一つのサークル論(犬塚清和),ほか。
¥1,650
「科学(自然・社会)教育」について誰もが信頼し利用できる授業書を開発することを目指す研究誌。本質をつく大胆な論文,新実験の紹介,開発途上の授業書案,完成した授業書とその解説・授業記録などを一挙掲載する。
★★ もくじ ★★
中学生だけでやった〈三態変化〉(松田心一)/学級経営と仮説実験授業(関口恵子)/授業記録 ペンペン草とイカの絵(堀江晴美)/〈宇宙への道〉(田所喜八郎)/〈溶解〉1(山口正晃),ほか。
¥1,430
「科学(自然・社会)教育」について誰もが信頼し利用できる授業書を開発することを目指す研究誌。本質をつく大胆な論文,新実験の紹介,開発途上の授業書案,完成した授業書とその解説・授業記録などを一挙掲載する。
★★ もくじ ★★
社会科学の授業についての覚え書(板倉聖宣)/化学の授業対談(木村・徳永)/からくり研究室宣言・浮沈子(高村紀久男)/授業記録〈溶解〉2、3(山口正晃)/授業書〈日本歴史入門〉(板倉聖宣),ほか。
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