水泳指導が憂鬱だという先生たちへ

水泳指導が憂鬱だという先生たちへ

こんにちは!仮説社アルバイトの宮本です。

 

6月がやってきますね!

ここ数日の東京の最高気温は30度超え。初夏の爽やかさはどこに行ってしまったんでしょう。暑いです☀️☀️☀️

 

地域や学校にもよりますが,近年は温暖化の影響で水泳指導のタイミングも変わってきているようです。

6月からスタートして,夏休み前には指導を全て終えてしまう学校。

9月いっぱいまで長めに指導期間を取っている学校。

そもそも外部施設に委託している学校。

以前は気温・水温を測って「寒いけれど入れるかなあ。でもこの後気温も上がってくるだろうし大丈夫だろう!入る方向で!」なーんて朝相談していたのに,最近では「このままじゃ熱中症警戒アラートに引っかかっちゃうよ。プールサイドで見学するのも無理だな」なんていう声が聞こえてきます。

 

 

私は以前,小学校の教員をしていたことがあります。

体育は子どもの頃から大好きで,運動会や体育祭に命を懸けていた(言い過ぎとも言えない……)こともあるくらいです。

ですが,指導となるとなんて難しいんでしょう。自分で運動するのと子どもたちに指導するのって,全然違うんだなあと実感する日々でした。

 

 

その中でも輪をかけて困っていたのが水泳指導です。

まず……第一に安全! 水質管理や安全指導ははずせません。

その上,自分が泳げないのです。なので指導に自信がもてませんでした。

全体指導役は一緒に入るクラスの先生たちと交代でやっていましたが,自分の番が回ってくるのが本当に憂鬱で,2時間の流れを細かく台本にしてそのメモを見ながら授業をしていました。

他の先生の指導を見に行っては「楽しそうな水慣れの活動」「泳法の指導ポイント」などの技を盗み,自分のところで実践。

水泳の補助員さんから,「こういう風に指導するといいよ」というレポート用紙3枚に渡る手書きメモをもらったこともあります。それだけ,見ていられなかった指導だったのでしょう。

「自分が小学生の頃に受けていた水泳授業の記憶」×「諸先輩方の指導」×「本やネットで学んだ指導」の組み合わせで武装して,なんとか乗り切る日々だったんです。


 

 

どういう風に指導していいか分からない!

水が怖い子から習い事で選手コースにいる子まで,泳力が違いすぎる!

低学年は水遊び,中学年になったら泳法をきちんと学び,高学年は泳力別にどんどん泳ぐ……みたいなスタイルが多いけれど,高学年だって宝探しとかしたいでしょ!

 

そんな悩みが解消せぬまま,教員を退職しました。なので,水泳指導が苦手だという先生の気持ちは分かる方だと思います。

 

 

教員の頃から仮説実験授業・仮説社にはときどきお世話になっていたのですが,退職して仮説社でアルバイトをするようになってから,これまでよりもっといろいろな情報が入ってくるようになりました。

そんな私が最近一番刺さったのは,

今年発売された新刊『たのしい水泳授業のへそ』です。

『たのしい水泳授業のへそ』購入はこちらから

上の購入ページでは,前書き部分やプランの一部をご覧いただけます。内容が気になる!という方はぜひそちらも見てみてください。

 

 

この本の何が刺さったのかと言いますと……もちろん「楽しくいろんな動きをしていたら泳ぐためのコツが身についていた!」という本の肝の部分もそうなのですが,

 

一番は,学校での水泳指導への考え方です。

◆◇◆◇◆◇

そこで,ぼくから,「一度,〈泳げるようになる〉という看板をおろすことから始めてみませんか」という提案をさせていただきます。

〜中略〜

「水の中に入ること」は,本来,それだけで「たのしいこと」なのです。「冷たくて気持ちいい」だけではなく,「ぷかぷか浮くような感覚を味わうこと」ができます。つまり,「普段当たり前にある〈重力〉からの解放」です。そんな,たのしくて気持ちのいいことが体験できるプールでの活動が,子どもたちにとって「キライ」で「こわい」時間になっているのなら,それはどこかがまちがっているのです。

プールの目標を最初から最後まで,「水の中で自由に動けること」としたらどうでしょう。それを楽しんだ後のおまけとして,「泳げるようになる」ということがある,と考えるのです。そのために大事なのは「水となかよくなること」です。そして,なかよくなるためには,「水の中のルールを知ること」が必要です。そのルールがわかってくれば,すぐに水となかよくなれるでしょう。なかよくなったら,水の中で動くことのたのしさは持続します。そして気がついたら「泳げるようにもなっていた」ということになるでしょう。

◆◇◆◇◆◇

 

学ぶことの理想は「なんか楽しくやっていたらいつの間にか知識や力がついていた!」なのではないかと思っていた私にとって,水泳でもそんなことができるのかと思うと,なんだか目の前が明るくなる気がします。

自分ではもう指導する機会がないので……

知り合いの先生たちにこの本を紹介して,試してみてほしいと画策する今日この頃。

 

 

今年もまたプールの季節が来ちゃったなあ,さて困ったぞ。

なんて思っている先生,

ちょっとこの本読んでみて,やってみてください!!!

 

 

最近イチオシの本のご紹介でした♪

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