科学・教育における研究の作法

模倣と創造【増補版】

仮説社

SKU: 00022
バーコード: 9784773500226

¥2,136

(税込)

研究においては誰もが,模倣をきらい創造をめざす。しかし,模倣と創造とは,相対しながらもなおかつ不可分なもの。「模倣の軽視」は,必ず盗作を生みます。模倣を軽視するところに真の創造は生まれてきません。科学・教育の研究にかかわる豊富な事例から,模倣と創造の関係を具体的に問い直し,創造への道筋を示します。

模倣と創造【増補版】

¥2,136

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書誌情報

  • 著者

    板倉聖宣 著
  • 判型

    B6判
  • ページ数

    264
  • 発行日

    1987年11月25日
  • ISBN / JAN

    978-4-7735-0022-6
  • Cコード

    30
  • 対象年齢

もくじ/著者紹介

★★ もくじ ★★

第1部 模倣と創造の一般論
・科学と教育における模倣と創造そして盗作の構造
 問題は模倣性の欠如ではないか
 西洋文化の模倣性の重要性を「発見」した先駆者たち
 かっこよさを気どる心が盗作を生む
 とくにおくれている教育界
 過度に創造性を強調することの危険性
 きめられた権威以外のものを模倣する創造性を
・模倣から創造へ,その近道 ……「引用」のしかた入門
 研究・著作・教育活動と著作権法,他
 引用文献などの表記法について
・模倣と独創の矛盾論 ……主体的に見せるための没主体性の批判
・木村駿吉とその「模倣と創造」論

第2部 二つの盗作事件
・なぜ,いま著作権侵害を問題にするのか
 はじめに……模倣と創造と仮説実験授業
 今日の教育研究の状況とわたしの姿勢
 仮説実験授業の研究方法論と組織論
 著作権侵害の発見の経緯
 「紹介」の創造性の問題
 「盗む」とはどういうことか,他
・ガリレオ・ガリレイの著作権防衛裁判

第3部 模倣と創造と社会
・創造性の心理学
 知恵遊びと理科教育の中での創造性 
 実用的な問題での創造性 
 素人の大人と子どもたちの見せた創造性,他 
・科学読み物の翻訳における模倣と創造
  ……日本におけるファーブルを例にして


★★ 著者紹介 ★★

⚫️板倉 聖宣 (イタクラ キヨノブ)著
1930年 東京の下町(現・台東区東上野)に生まれる。
1951年 学生時代に自然弁証法研究会を組織。機関誌『科学と方法』を創刊。
1958年 物理学の歴史の研究によって理学博士となる。
1959年 国立教育研究所(現・国立教育政策研究所)に勤務。
1963年 仮説実験授業を提唱。仮説実験授業研究会代表(~2018)。
1973年 月刊『ひと』(太郎次郎社)を遠山啓らと創刊。
1983年 月刊『たのしい授業』(仮説社)を創刊。2018年まで編集代表。
1995年 国立教育研究所を定年退職(名誉所員)。私立板倉研究室を設立。サイエンスシアター運動を提唱・実施。その後「科学の碑』の建設なども。
2013~16年度 科学史学会会長。
2018年 2月7日 逝去。

著書は科学史・教育史の専門書の他,仮説実験授業を中心とする科学教育・社会の科学,特に歴史教育,科学啓蒙書,科学読み物,絵本など,広い範囲にわたって多数。