海のナンジャコリャーズ②
わかめ ~ およいで そだって どんどんふえる うみのしょくぶつ ~
青木 優和(文)畑中 富美子(絵)田中 次郎(監修)
海にすむ「なんじゃこりゃ!」な生き物たちを紹介するシリーズ・「海のナンジャコリャーズ」。
『われから』につづく第二弾は,身近な食べ物「わかめ」。
そのナゾに満ちた生態とは……!?
* * *
わたしたち日本人の食生活に深く入り込んでいる「わかめ」。
でも,その生きた姿を思い描くことができる人や,「わかめ」が海の中でどんなくらしを送っているかを知っている人は,果たしてどれくらいいるでしょうか?
身近にありながらじつはよく知られていない「わかめ」の,「ナンジャコリャ!」な生態をたのしく学ぶ本作。
明日から,あなたの〈わかめ〉を見る目が変わるかも……!?
カテゴリ一覧
2021/05/06 tadpole さん ★★★★★
うっとりする1冊表紙の手触りといい、サイズ感といい、金箔押しの題字といい、持っていて大人でも嬉しくなる絵本です。そして開くと、海藻の森の美しさやコシダカガンガラの迫力に圧倒されます。絵も付録も見事。ワカメは知らない人がいないから、身近な親子さんにも気軽にプレゼントできました。
2021/01/11 海好き さん ★★★★★
わかめの一生は正になんじゃこりゃ?お味噌汁に入っているわかめは知らない人がいないけど,わかめの一生については知っている人はほとんどいないでしょう。わかめが「およぐ」ってどういうこと?この絵本を見るとわかります。絵本の中にはわかめと共に暮らす動物たちがたくさん出てきて,それらを探すのもとても楽しいです。前後についている解説では,わかめの科学や料理法など,さまざまな話題が載っていて子供も大人も楽しめます。わかめ入門として最適の絵本。
2020/12/15 クトリエ沙織 (NetGalley/教育関係者) さん ★★★★★
(投稿日:2020/12/12)食育にも、理科でも使えそうな絵本だと思いました。
いつもお味噌汁の中に入っていて、何も考えずに食べているわかめ。
わかめ、海の中ではどんな形をしているのか。そしてどうやって増えるのか。
養殖されるわかめたち。
大人でも知らなかったことがたくさんあって、とても興味深く読めました。
絵本だけでなくもう少し詳しく解説されたものなどもあり、ただの絵本ではないと感じさせられました。
2020/12/12 近藤綾子(NetGalley/書店関係者) さん ★★★★☆
(投稿日:2020/12/11)わかめだけで、こんなに素敵な絵本になるとは、びっくりしました。
そして、あんなに身近な食材なのに、知らないことばかりで、とても勉強になりました。
絵がとても温かみがある上に、とても分かりやすい絵で、とても良かったです。
絵本部分だけでも、勉強になりましたが、豆知識部分で、更に勉強になりました。
わかめが苦手なお子さんが読むと、食べられるようになる気がします。
2020/12/09 立木真由子(NetGalley/図書館関係者) さん ★★★★☆
(投稿日:2020/12/06)パソコンで見ているからかもしれませんが、表紙の見て、写真だと思っていました。開いてびっくりしました。
丁寧に描かれています。絵でした!
内容も知らなかったことが多くて、「そういえば、生物の授業でなんとなくやったかも」と思い出しました。
理科、生物、社会、総合、家庭、食育、環境、SDGsなどに関わる本として紹介できると思います。
小学校、中学校の図書館にあると嬉しいですね。
この本を読んでから食べるわかめのお味噌汁の味、変わってくるかもしれません!
2020/12/08 anne(NetGalley/一般レビュアー) さん ★★★★★
(投稿日:2020/12/05)味噌汁にはたいてい入れている”わかめ”。
納豆と”めかぶ”を混ぜて食べるのが大好き♪
でも、わかめについて、めかぶについて、知らないことだらけだったことが、この本を読んでわかりました。
「遊走子」なんて、初めて聞いて、ビックリ!
わかめの成長の様子も丁寧に説明され、1日の成長、最終的な大きさなど、本当に驚きました。
付録のわかめ情報もとても充実。絵本をまず楽しんで、それだけでは物足りない学齢のお子さんもきっと満足できます。
畑中富美子さんの絵がとっても素敵! リアル、かつ優しく、温かい。扉の”味噌汁をお椀によそう場面”、おたまの上の方にわかめがくっついているのを見て、「あるある!」と思いました(笑)
〈海のナンジャコリャーズ〉(名前がいいですね)『わかめ』が面白かったので、第1弾の『われから』も、これから読んでみます。第3弾が何になるのかも楽しみです。
2020/12/04 木原有美(NetGalley/教育関係者) さん ★★★★★
(投稿日:2020/11/30)毎日のように食卓に上るわかめについて、あまりに無知であることに気づかされた一冊。
いかに自分が何も考えず、わかめ関係と関わっていたか、恥ずかしいくらいである。
何よりも、近隣諸国では食べられているのに、他の国々ではわかめを食べないなど、食材としてよその国のことをなんだかんだと言うべきではないと改めて考えさせられる。
このようにテーマ性のある絵本をどんどん読んでいきたいものだ。
(出版社へのコメント)
わかめについて、あまりに身近なのに何も知らない事に自分でも驚きました。 このように、一つのテーマに絞り込んだ絵本は探究心の強い子どもがとても好きです。 ちょっと詳しく難しくても、どこかに響きます。このような絵本が多く出版されることを願います。
2020/12/04 戸田美智(NetGalley/一般レビュアー) さん ★★★★☆
(投稿日:2020/11/28)「海のナンジャコリャーズ」シリーズ2。しょっちゅう食べるわかめだが、ちゃんと知ることなく食べていたんだなぁと実感。絵本ながら、わかめに関する情報がぎっしり。わかめの科学本だ。季節によってわかめの姿が変わっていくということもちゃんと記憶に刻む。植物なのに、遊走子が生き物のように泳ぐなんて不思議をたたえたわかめ。ますます好きになりました。
2020/12/04 筒井美佐子(NetGalley/一般レビュアー) さん ★★★★☆
(投稿日:2020/11/24)いつも食べてるワカメが絵本になるなんて!
知らなかった事がいっぱいでした。
なんとなくしか見てなかったワカメ。
めかぶの位置や働きを知って、家族に自慢したい!
不思議がいっぱいの海の中。
とても分かりやすい絵です。
もっともっと知りたいと思わせてくれる絵本でした。
付録の豆知識にニヤリとしてます。
明日のお味噌汁はワカメに決定です!