ミニ授業書
『タネと発芽』
吉村七郎・板倉聖宣・中一夫 著
スーパーなどで売られている「ハトのえさ」には,トウモロコシやマイロ,べに花,小麦,麻,エンドウ,ソバなどいろいろな植物の種が入っています。それでは,これらの種をまくと,発芽すると思いますか?
ふつう発芽の実験は結果が出るまでかなり日数がかかりますが,この「ハトのえさ」の発芽実験では,湿った脱脂綿に種をまいて,ほんの数日で結果がはっきりします。
こんなにすぐに用意ができて結果が簡単にわかる生物教材はなかなかないでしょう。 発芽を感動的に学ぶことができます。
『ものづくりハンドブック2』に収録されているミニ授業書《種と発芽》の改訂版。小学校の低学年から大人まで楽しめます。授業書の解説付き。
★★ もくじ ★★
第1部 「ハトのえさ」のタネ
「ハトのえさ」に入っているタネの種類
お話:ハトのえさ
「ハトのえさ」のタネのシート作り,他
第2部 タネと発芽
ハトのえさのタネをまいたら
お話:ハトのえさの発芽
タネから先に出てくるのは芽か根か?
発芽するタネとしないタネ
台所のタネをまいてみたら
イチゴのタネは発芽するか?
タンポポのタネは発芽するか?
ドングリ,ギンナンをまいてみたら,他
★★ 詳 細 ★★
ページ数:60ペ
サイズ:128×182ミリ
初版年月日:2005年4月1日
ISBN:4-7735-0183-9
〈植物を育てる授業〉の継続観察はしばしば継続活動の責任を取らされることになって嫌われがちです。が,この授業は「種子らしいものを播いたら本当に芽が出るかどうか」ということだけを実験するので気軽にできます。ふつうに〈たね屋〉さんに売っている各種の種子を播いてもいいのですが,「いろいろなタネが混ざっているハトの餌を播いたら芽が出るか」試したり,「硬く熟したイチゴの粒々を播いても芽が出るか」調べてみるのも楽しいでしょう。授業書と関連記事が『ものづくりハンドブック2』(仮説社)に載っています。
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