仮説実験授業の中で最も有名で,最も広く利用されている授業書。小学校1年生から短期大学にいたるまでの授業記録が発表されていますが,最適なのは小学校4年生ぐらいということになるでしょう。「ものの重さとそのはかりかた/ものの変化と重さ」の2部構成です。旧版には,「第3部 空気の重さ」があったのですが,現在ではその部分は別の授業書(《空気の重さ》)として独立しています。 『(仮説実験授業記録集成4)ものとその重さ』(国土社,絶版)には,詳しい解説と授業記録が載っています。板倉聖宣著『未来の科学教育』(仮説社)は,《ものとその重さ》の仮想授業記録です。「たのしい科学教育映画シリーズ第1集 Vol.4静力学編〈ものとその重さ〉」は,授業が終わってから見せるとよいでしょう。なお,板倉聖宣著『重さに目をつけよう』(岩波書店,品切)も参照して下さい。『たのしい授業』1997年4〜5月号の小5での授業記録も参照。
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