コペンハーゲン精神
~自由な研究組織の歴史~
やまねこブックレット
小野健司 著
量子力学の黎明期,ニールス・ボーアが所長を務めるコペンハーゲンの理論物理学研究所には,世界中から有望な若い科学者が集まり,自由な雰囲気の中での激しい討論が日常的に行われていました。のちのノーベル賞科学者を多数輩出し,日本の物理学にも大きな影響を与えたボーアの研究所――その自由を支える精神を,人は〈コペンハーゲン精神〉と呼びました。
〈量子力学〉などと言われると,自分とは関係がないことのように思う人もいるかもしれません。しかし,ボーアと,それに連なる人たちの研究の歴史には,「組織が創造的であるためには何が必要なのか」を知るためのヒントが隠されているのです。
★★ もくじ ★★
はじめに
〈コペンハーゲン精神〉の源流
自由な討論の場〈コロキウム〉
〈コロキウム〉はどこで生まれたのか
日本にまかれた〈コペンハーゲン精神〉の種
おわりに
★★ 詳 細 ★★
ページ数:71ペ
サイズ:A5判
初版年月日:2013年4月10日
ISBN:978-4-7735-0241-1
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