『勝海舟と明治維新』板倉聖宣 著
江戸時代の末期,浦賀沖に現れたアメリカの黒船の開国要求に揺れる日本。幕府と新勢力の薩摩や長州の対立がさけられない情勢になったとき,「国内が一致して外国に対抗しなくてはいけない大事なときに,内乱など起こしてはいけない」と,自ら負けを選んで江戸城を無血で明け渡したのは,幕臣の勝海舟でした。では,幕府の中にいながら,なぜ勝海舟は,そのように広い視野に立った判断を下すことができたのでしょうか?
これまでの「勝海舟の伝記」では見落とされてきた新たな視点に立ち,歴史の中から海舟像を浮かび上がらせることに成功した画期的な評伝!
★★ もくじ ★★
はじめに 江戸時代の社会とその変化
第一章 勝海舟=麟太郎の生い立ち
第二章 先見の明を育てるもの
第三章 新しい時代のはじまり
第四章 開国か,勤王攘夷か
第五章 人びとの意見を変えた「攘夷の実験」
第六章 「江戸城」無血開城へ
第七章 不思議な革命,明治維新
あとがきにかえて 世界で通用する日本人,勝海舟
付録 勝海舟 年図
★★ 詳 細 ★★
ページ数:290ペ
サイズ:134×195ミリ
初版年月日:2006年12月24日
ISBN:978-4-7735-0197-1
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