サイエンスシアターシリーズ 熱をさぐる(温度と原子分子)編2
『熱と火の正体』技術・技能と科学
板倉聖宣 著
ものを温めるにはどうしたらいいでしょう? 火を使う,こする,太陽にあてる……いろいろな方法があります。でも,温めるって,科学的にはどういう状態をいうのでしょう。熱の素のようなものがあるのでしょうか。熱の正体についてさぐります。
サイエンスシアターシリーズって?
「芸術やスポーツを楽しむように科学を楽しもう!」と1994年から1999年,東京・早稲田大学の国際ホールを会場に行われ,大好評だった「サイエンスシアター」。その公演内容が本になりました。
★★ もくじ ★★
第1幕 動きまわる分子
原子と分子/空気の中の分子/もっとたくさんの原子が結びついた分子もある
分子は動きまわっている/水と氷と水蒸気/〈熱の原子〉もあるか
〈火の原子〉というものも,ない/ものが燃えるということ,他
第2幕 ものを温める方法
暖かいものと接触させて暖かくする方法/ゆっくり燃やす方法/太陽熱を利用する方法
凹面鏡で太陽熱を集めて火を取る方法は,いつごろから知られていたか
電子レンジの原理/木と木を摩擦して,火を起こすことができるか
鉄をたたいたら温度をあげられるか,他
第3幕 発火法の発明 火打石からライターまで
火打石で火を起こすことができるか/フックの『ミクログラフィア』の記録
技術と科学……なぜ〈火打金〉ではなく〈火打石〉なのか
火打石発火法とマッチの輸入/マッチの発明
日本ではじめて開発された〈電子ライター〉/技術と技能と科学,他
第4幕 原子の個数と熱 熱はどこへたくわえられるか
石焼き料理/水と熱湯をまぜたら,その温度は?
アルミニウムを100℃にして水に入れたら
たくわえられた熱の量は本当に原子の個数で決まるか
金属のたくわえる熱は本当に原子の個数で決まるか
★★ 詳 細 ★★
ページ数:125ペ
サイズ:151×202ミリ
初版年月日:2003年3月10日
ISBN:978-4-7735-0167-4
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