『もしも原子がみえたなら』
いたずらはかせのかがくの本
板倉聖宣 著 さかたしげゆき 絵
この宇宙のすべてのものは原子でできています。
石も,紙も,水も,鉛筆も,
そしてもちろん人間のからだも。
小さすぎて見えないはずの原子の世界を,
もしも目で見ることができたなら,
そこにはどんな世界がひろがっているでしょう?
国土社から発売され,
大好評を博した絵本『もしも原子がみえたなら』の,
待望の新版。
やさしい語り口とかわいらしい絵で,
みなさんを原子の世界にご招待します。
生徒さんやお子さんと一緒にお読みください。
「厚生労働省社会保障審議会推薦児童福祉文化財」に選ばれました!
★★ おすすめの言葉 ★★
この本を読んで初めに思ったのが,「絵がカラーで字が読みやすい!」ということでした。〈わくわく科学教室〉とかでやっている授業書《もしも原子がみえたなら》と内容はだいたい一緒なんですけど,絵があると想像しやすいなあ,と思いました。
今,学校で化学のことをやってるんですけど,先生の説明を聞くよりこの本を読んだ方がみんな分かって良いと思いました。
前の本(国土社版)とも見比べてみて,前の本はすっごい手書きって感じがして好きだったんですけど,新版の方が〈酸素の赤〉や〈窒素の青〉などが私のイメージに近いので,読んでいて頭に入るし,読みやすいと思いました。
もっと原子・分子のこと,科学のことを知りたいと思いました。
(岸 真美さん 愛知・中学生)
★★ もくじ ★★
〈もしも原子がみえたなら〉本文
父母と教師用解説〈もしも原子がみえたなら〉について
★★ 詳 細 ★★
ページ数:48ペ
サイズ:A4判変型
初版年月日:2008年11月25日
ISBN:978-4-7735-0210-7 C8743
カテゴリ一覧
2021/04/14 匿名(NetGalley/図書館関係者) さん ★★★★★
もしも原子がみえたなら世の中の色んなことは目に見えない原子が集まってできているけど、もしその原子が見えたなら、どんな風に世の中はできているのだろう、という絵本。
「もしも原子がみえたなら」というフレーズと、原子のくっつき方がなんとなく頭にずっと残っていました。このような絵本を読んだことは今回が初めてです。
タイトルのフレーズに惹かれて読んでみましたが、「こういうの、小学校の授業でやったなぁ」という記憶がふわっとよみがえりました。
あとがきを読み「当時の先生はきっとこの本を参考にしたんだ」と思ったぐらい、授業の内容と本の内容が似ていたような気がしました。
この絵本は、きっとそういう絵本なのでしょう。化学に興味を持ちはじめた子が読んでも、先生がこの本を授業の参考にしても、きっと記憶に残るんだろうなと思えるくらい、化学の入門に適した印象に残る絵本だと思います。