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かわりだねの科学者たち(00073)

¥3,524 税込
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『かわりだねの科学者たち』板倉聖宣 著

 民衆の中から生まれ,自らの好奇心を大事にし続けた個性あふれる科学者と教師10人。科学史を専門とする著者がさがし求めて出会った魅力的な人びとの,興味あふれる仕事と生涯をつづった大作。

 第一部は,日本の近代化のために仏教界その他からの迷信追放のために,たのしく奮闘した哲学者,井上円了から始まる。東京高等商業(現一橋大学)を定年退官してから東大国史学科に入学して奈良朝時代の人口を解明した沢田吾一,また安藤昌益や本多利明を発掘した狩野享吉,土星型原子模型を提出した長岡半太郎,たのしい科学を求めて数学教育改革運動にとりくんだ元回船問屋の若旦那・小倉金之助,化学を推理式に学ぶたのしさの普及に全力投球した永海佐一郎について。

 第二部は,渡辺敏,藤森良蔵,三沢勝衛らの伝記をとりあげる。渡辺敏は二本松藩士だったが,幕末の藩の海外防衛体制の不合理さに疑問をもったためにかえって明治維新のとき命びろいした教師,長野県の教師となった彼は,自由民権運動に加わって民衆のための実業教育を模索し,「一びん百験」という楽しい科学実験を開発。自由民権思想のうえに信濃教育の基礎を築いたイネムリ好調でもあった。藤森良蔵は受験数学の神様。「考え方研究社」を創設して,日本の受験産業の創始者でもあった。受験生のための「正義の味方」としての,その「坊ちゃん」的奮闘ぶりを描きだす。

★★ もくじ ★★
第一部 日本の科学を本当にきずいてきた魅力ある科学者を求めて
第一章 妖怪博士・井上円了と妖怪学の展開
第二章 沢田吾一のこと
第三章 狩野享吉のこと
第四章 長岡半太郎の仕事と生涯
第五章 小倉金之助・人とその思想
第六章 永海佐一郎のこと

第二部 日本の科学を本当にきずいてきた魅力ある教育者を求めて
第七章 藤森良蔵と考え方研究社
第八章 渡辺敏と三沢勝衛と藤森栄一
第九章 渡辺敏の一びん百験と自由民権教育思想
第十章 渡辺敏とその時代……伝統・非合理・実業・民権・自由教育

★★ 詳 細 ★★
ページ数:410ペ
サイズ:134×194ミリ
初版年月日:1987年10月20日
ISBN:978-4-7735-0073-8

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