『日本の戦争を終わらせた人々』(増補改訂版) 中一夫 著
終戦の年の 5 月にはドイツが降伏し,世界を相手に戦うのは日本だけとなりました。
沖縄やサイパンが陥落し,日本本土は連日のようにB29による爆撃を受けていました。その中で,7月26日に,日本の無条件降伏を求める「ポツダム宣言」が出されました。
それをすぐに受諾することができなかった日本は,8月6日に広島に,9日に長崎に原爆が投下され,数えきれないほどの命が失われました。
8月8日にはソ連が日本に宣戦布告します。破滅寸前の日本は,どうしてもっと早く戦争を終わらせられなかったのでしょう?
一方で,さらに戦争が長引いていたら,日本はどうなっていたのでしょうか?
終戦を実現した当事者たちの葛藤を追体験する中で,考えてみてください。「私たちがその時の当事者だったとしたら、どういう判断を下しただろうか?」と。
日本を破滅から救った人々の物語。
A5版 260ページ
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