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【デジタル版授業書】《統計と社会》

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仮説実験授業の授業書を,授業支援クラウドサービスを活用してタブレット端末などで授業できるようにしたデジタル版授業書です。授業書は学校の授業で使うことを前提に作られています。実施する際には必ず『仮説実験授業のABC』または 『仮説実験授業をはじめよう』を読み,仮説実験授業の授業運営法にのっとって実施してください。

竹田かずき(仮説実験授業研究会)著


●授業書《統計と社会》のねらい(解説より)

この授業書のねらいは,「〈社会にも法則性がある〉ということを感動的に知る」ことです。

かつて,人びとは〈自分を取り巻く社会の客観的な姿〉をほとんど知りませんでした。人口もあいまいにしかわかっていませんでしたし,人が何才ごろどんな理由で亡くなるのかも,「予測できないことだ」と考えられていました。しかし,1600年代に「人の生死にも法則性がある」ということが発見され,統計学が生まれました。それは,「社会も数量的に研究することができる」という発見でもありました。その後,さらに研究が進むと,これまで見えていなかった〈社会の姿〉がだんだん見えてくるようになりました。そして,〈現在の社会の姿〉が見えるだけでなく,それを元として「どうすればより良い社会になるか」を数量的に仮説・実験できるようになったのです。

私は,上記のような統計学の歴史を知った時,とても感動しました。そして,「このようなことは,社会を見るときの基礎となる」と思うようになり,授業書としてまとめたくなったのです。

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