たのしい授業2023年12月号 No.551
特集:主体的とはどういうことか
担当:市原千明
「アクティブラーニング」という言葉と共に,「主体的・対話的で深い学び」という言葉が教育の世界で言われるようになってからずいぶん(というほどではないですが)経ちました。
しかし,「主体的に考えろ」と上から押し付けられて,興味もないことを「主体的に」考えなければならないとしたら,これはずいぶん非人道的なことではないでしょうか。「主体的に考えたい」と思うような教材を用意することがまずは求められているのではないかと思います。今月号には,そういう教材と出会い,図らずも「主体的になっちゃった」子どもたちの姿が描かれています。
ペーパーファンでXmasリース
岩崎ゆきえ
今月のものづくり
世界一小さい食べるツリー
小笠原 智
ブックサンタで科学の本を
竹田かずき
初めての書き初め練習はナビ形式で
日高きく代
子どもが動き出すとき
●授業における〈たのしさ〉の意義
黒田康夫
いつもグデ〜ッとしていて授業に関心を示さないユズキ君。小学校からそうだったらしいので,仕方がないかなと思っていたが,《絵刻字》を前に思わぬやる気を見せた!
「“主体性”なんて大嫌い!」
●未来の先生たちと「主体的・対話的で深い学び」について考える
小原茂巳
いくら美しいスローガンを掲げても,そこに〈学ぶに値する内容〉が伴わないと子どもたちはツライ思いをする。
「教えて欲しい」という人がいて伝えたいボクがいる
●「たのしい授業」を伝えていきたい
由井宏幸
■板倉聖宣アーカイブズ73
戦争と予想と主体性
板倉聖宣
人はなぜ間違いを犯すのか。敗戦の経験から学んだこと。
教師の仕事ってなんだろう?
●教師が主体的に生きることの難しさ
郡 進
若手の先生とのQ&A
飯田哲夫
子どもたちに「自分の考えや意見」を持ってもらうには?
■いたずら博士のオモチャ箱⑩最終回
その他の〈逸品〉
市原千明
科学オモチャ以外にも,魅力的なオモチャがた〜くさん!
おりぞめで広がる「輪」
●「たんぽぽ小学園」の子どもたちとだんだんツリー作り
田村美沙子
はじめて「これ作りたくない」という子がいたけれど…。
細く長く,仮説実験授業
原田尚賢
仮説実験授業にはお世話になっているけれど,研究会非会員のぼく。望むのは,無理せず,バランスのいい自分。
ウクライナからきたシェフチェンコくん
扇野 剛
大歓迎する子ども達。言葉は通じなくても想いは通じる!
手描きのページ
風だより 最終回
仮説実験授業に出会って
藤原詔子
たくさんの出会い,たくさんの学び。一生の宝物を得た。
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