たのしい授業2023年6月号 No.544
特集:怒った後の後始末
担当:小原茂巳
学校現場では「怒ってはいけない,叱らなければいけない」と言われることがあります。怒りの感情をコントロールせずに子どもにぶつけてはいけない,というのは確かにその通りだと思いますが,しかし「怒ること」そのものが本当にいけないことか,というのはまたちょっと別の問題かもしれません。『たのしい授業』編集会議での話題がきっかけとなって生まれた特集ですが,「怒ること」「叱ること」について改めて考えるきっかけになればと思います。
■■■■主な目次■■■■
■いたずら博士のオモチャ箱⑤
ショウノウ舟
市原千明
●不思議な不思議な構造体
テンセグリティを作ろう
湯沢光男
教科書授業で分子模型
●分子模型はいろいろなところで活用できる!
二宮聡介
■見える世界が変わる
《結晶》の授業
中西 康
じじ,原子ってふくらむの?
平林 浩
怒った後のイイ関係
●ボクの教師としての第一目標は?
小原茂巳
悪化した新人先生と生徒の関係。ボクがかける言葉は?
大切なのは〈後始末〉
●「怒ること」と「叱ること」,そして「人間らしさ」とは
荒居浩明
怒るときはちゃんと怒る
高畠 謙
お説教ロボット
●子どもとの関係に自信がもてない僕
佐竹重泰
毎日毎日,ケンカやトラブルがあって,ガミガミ怒ってばかり。子ども達にどう思われてるのかなぁ。不安だな…。
■板倉聖宣アーカイブズ67
教育と学習の矛盾論
板倉聖宣
「押しつけはよくない」といって,学びたい生徒にまで教えなければ,それは結局教師の価値観の押しつけになる。
授業参観は僕の仮説・実験
●小学1年生の授業参観で《足はなんぼん?》
扇野 剛
「僕は仮説実験授業をする人です」そう宣言するかのように,授業参観でも仮説実験授業をする。保護者の反応は?
〈たのしさのたね〉をまく
●授業参観と授業観察で《花と実》をやりました
市原辰徳
学校で〈たのしい授業〉をしようと思ったら,ちょっぴり勇気が必要な時もあります。でも,生徒の〈笑顔の花〉を咲かせるために,〈たのしさのたね〉をまいていきたい。
■ローマ字(母音と子音)でたのしむカードゲーム
マジロー
西岡明信
■ぼくのもの作り日記 最終回
これは,ぼくの「趣味です」のもの作り
西田 隆
色々なものを作ってきた。もの作りはやっぱり楽しいぞ。
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