たのしい授業2023年5月号 No.543
特集:教育における〈ハウツー〉とは?
担当:中 一夫
「ハウツー」という言葉には「こうすれば簡単に◯◯できる」というような安易なイメージもあり,教育学の世界ではやや軽んじられている面があります。その反面,教育現場ではさまざまな局面で「ハウツー」が求められてもいます。「ハウツーもの」の教育書の多さがそれを物語っているといえるでしょう。では,本当に役に立つハウツーとはどういうものでしょう?
■■■■主な目次■■■■
発見! 不思議な工事灯
萠出 浩
●非常識? だけど意外とよく回る
ピカピカ簡易モーター
有森康平
UNIKARA誕生物語
●地域の問題解決にチャレンジするコドモたち!
森本裕貴
コロナ禍の中,地域の問題解決に取り組むべく子どもたちが立ち上がる! 福井県高浜町のある小学校で現在も続いている,世界に届いた〈コドモノアスケン〉の活動とは?
イセさんのクラスは楽しそうだなぁ
●タイミングよく教頭先生が見てくれた《磁石》の授業
伊勢革観
『へんなどうぶつ みつけたよ』で作文を書いてみた
高畠 謙
ん つけあそび
二宮聡介
アルミホイルは電気を通すか
●子どもと授業書から学ぶ
小浜真司
先回りをせずに,「まちがえるチャンス」を大事にしたい。
不登校の児童・生徒数の変遷
竹田かずき
不登校は増えている? 減っている? その原因はどこに?
■新ことばノート
デコポン・ポン酢・ポンジュース
村上道子
教育の常識と〈教師の研究の自由〉(下)
●石井 勲による〈読み先習〉漢字教育の実験
小野健司
小学校では定着しなかった石井方式は,意外なところで普及することに。教育の常識を乗り越えることの難しさ。
ハウツーと教育
●〈ハウツー〉から考える教育学と仮説実験授業
中 一夫
教育学の世界では安易な道として軽視されがちな「ハウツー」。しかし教育現場では次々とやってくる仕事に対するハウツーが切実に求められている。教育と科学,そして「ハウツー」の関係は。確実な「ハウツー」を蓄積していくために必要なこととは。いま,「ハウツー」を考える。
■板倉聖宣アーカイブズ66
「ハウツー」と仮説実験授業
板倉聖宣
目的がよくても「ハウツー」がなければ達成できない。
■ぼくのもの作り日記 第5回
思い出たっぷり,実験道具・もの作り
西田 隆
実験に必要なものがないから自分で作る。それが始まり。
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