たのしい授業2023年3月号 No.541
特集:マネする先に見えてくるもの
担当:峯岸昌弘
今月号は「マネする先に見えてくるもの」という特集ですが,「守・破・離」という言葉が頻繁に出てきます。多くの人にとって聞き慣れない言葉なのではないかと思いますが,スポーツや武道などの世界では一種の上達論として使われることの多い言葉でもあります。
さて,教育の世界でもそれに当たることはあるのでしょうか。「守」の源になる確かな(たのしい)教材が何よりも重要だということは言えるかも知れません。
■■■■主な目次■■■■
■卒業・入学の掲示に
「さくら切り紙」
高橋善彦
完成! 学級目標
大田智美
やっぱり〈無理しちゃいけない転勤一年目〉
吉村安裕
たのしいことは変わらない
田村美沙子
模倣美術の理論とその構造
●「みんなができるようになると困る教育」からの脱却
黒田康夫
基礎となる技術や知識を学ぶ前に「自由に描いてみなさい」と言われても,美術嫌いを増やすだけではないのか。マネすることを否定する「美術教育」のあり方を問い直す。
「たのしい授業」の守・破・離
峯岸昌弘
まず基本となる型を学び,しっかりとそれを「守」ったのちに,すこしずつ型を「破」り,自分の色を出していく。そして最後に自分の型を作って「離」れていく。ものごとの上達の段階を表したこの言葉は「たのしい授業」にもあてはまるのか? そして「破」「離」とは何を指すのか。
■板倉聖宣アーカイブズ64
新しい飛躍のために
板倉聖宣
伝統は新しい人びとにとって財産にも重荷にもなりうる。
最後の授業で,絵本『あさ』の読み聞かせ
滝本 恵
■《もしも原子が見えたなら》
「基本の原子・分子カルタ」をつくりました
竹田美紀子
■新ことばノート
「いろは」の今と昔
村上道子
〈いいもの〉を渡すことの幸せ
●教師という夢のある仕事
林 泰樹
ぼくたち教師が同じ子どもに関われるのはせいぜい数年。変化がなくても,〈いいもの〉を伝えられたらそれで十分。
手描きのページ
■ぼくのもの作り日記 第3回
作りながら考え,考えながら作っていた
「像が見えるとはどういうことか」が分かるまでの道のり。
今月のものづくり
●景品に! 記念品に!
ぼんてんモルストラップ
吉野幸子
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