たのしい授業2023年1月号 No.539
特集:〈なんとなくわかる〉という選択肢
担当:坪郷正徳
なにかを学ぶ時は,「しっかり」「ちゃんと」わかった方がいいと思う人が多いのではないでしょうか。そう考えると,「なんとなくわかる」というのは,なんともイイカゲンな言葉のようにも思えます。でも,新しいことを学ぶ時に本当にちゃんと理解しないと先に進めないとしたら,学ぶことは実につらく苦しいものになってしまうかもしれません。なんとなくでも先に進めば,あとから分かってくることもあるでしょう。
では,実際に「なんとなくわかる」ためにはどうすればいいのか? その手立ても徐々に積み上げられつつあります。詳しくは本誌をお読みください。
■■■■主な目次■■■■
今年の目標を漢字で表すと
長嶋照代
「なんとなく」に救われて
高畠 謙
■オンライン座談会
〈なんとなくわかる授業〉の「これまで」と「これから」
坪郷正徳・峯岸昌弘・山本俊樹
様々な領域で少しずつ少しずつ積み上げられてきた〈なんとなくわかる授業〉。これまでの成果とは? そしてこれからさらに発展していくために,解決すべき課題とは!
■板倉聖宣アーカイブズ62
習熟と理解について
板倉聖宣
きちんと理解しなければ習熟することはできない……とも限らないのが世の中の難しさ。教育の世界はどうかな?
〈選択肢〉を考える
山本俊樹
「10までの数」となかよくなろう!
●たのしく遊んで数と親しむ「10までカード」
坪郷正徳
〈なんとなくわかる〉って自信と意欲につながっているんだ
比嘉仁子
「自分の授業」から「みんなの授業」へ
●うれしい報告とこれからの課題
峯岸昌弘
なんとなくできる心地よさ
●『たのしいマット運動への道』
亀川純子
■新ことばノート
派生語がうまれるとき
村上道子
仮説実験授業のABC 前編
二階堂泰全
仮説実験授業ってなんだろう? 基本から改めて考える。
私,教師は目指していません
佐竹重泰
●事情を抱える学生たちと〈初等理科教育法〉
訳あって再履修となった学生たちに向け,土曜の朝に講義をすることに。彼らにも楽しんでもらえるんだろうか。
初日の出を2回見る方法
●日の出から考える大地が丸いこと
森下知昭
手描きのページ
■ぼくのもの作り日記 第1回
西田 隆
今までしてきたたくさんの「ものづくり」とその思い出。
今月のものづくり
●サラサラ鳴るよ アフリカ生まれの楽器
レインスティック
片桐明美
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