金比羅舟々追いてに帆かけてシュラシュシュシュ。
金比羅様のおひざもと,四国丸亀藩を舞台に少年剣士・青空晴之助が,化け物退治に大活躍!
瀬戸内の動物たちをまきこんで,青空晴之助の第一巻。
いざ,じんじょうに勝負,勝負!
子どもたちに大人気の愉快痛快・少年剣士物語がついに新装復刊!
リズムの良い文章は読んでいるうちについつい口に出したくなること間違いなし!
読み聞かせや「朝の連続小説」でも,長年多くの先生や子どもたちに支持されている子ども向け時代物の傑作です。
すべての漢字にふりがながついているので,子どもが一人で読む本としてもおすすめ。
〔作者あとがきより〕
子どもが主人公の時代物を書きたいとずっと思っていた。波乱万丈で熱血痛快で明朗快活な剣と妖怪の物語を。さらに「話ができる動物が友だちになる」「人知れず修行して強くなる」「親元を離れて旅に出る」といった,多くの子どもが憧れる要素をすべて入れ,江戸前のしゃれた言葉やくすぐりをちりばめて。
そしてできたのが『青空晴之助』(1998年・フレーベル館)だが「時代物はむずかしい」という出版社の懸念通り,じきに絶版になってしまった。
それが今回,仮説社から復刊される。
復刊に向けて仮説社に直訴してくれた神奈川県の小学校の先生である高畠 謙さん,それを快諾してくれた仮説社のみなさん、新しい表紙を描いてくれた川端 誠さんには心からお礼を申し上げる。
請われて再び世に出る晴之助も果報者だが,愛着のある作品なので作者としてもとても嬉しい。
まさに「気分は青空晴之助!」だ。
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