新居信正『つるかめ算』(仮説社品切れ)を元に,算数の授業書にまとめなおしたものです。
つるかめ算は,6年生の最後に学習する教材ですが,方程式として解けば簡単な問題です。この方程式の導入として〈箱の代数〉を使うことによって,小学生でも学ぶことができます。
・上 第1部 つるかめ算を解く/第2部 箱の代数と文字式
図を使って,誰でもがつるかめ算を解ける方法が,まず紹介されています。そして,箱の代数です。未知数χを箱を使うことによって,どの子も学ぶことができます。そして,未知数と日本語のおもしろい関係から,未知数χを知ることができつす。
下 第3部 箱の代数から代数への道
二元一次方程式を知ります。小学校では,1部だけでもいいのですが,この解法を知ると,小学生でもできます。6年生の最後に〈小学校を巣立つ〉子どもたちへむけて教えるのもよいと思います。中学校の数学で,はじめて方程式を学ぶ生徒たちに対してもよい教材です。
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