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よみかた授業書案〈あめだま〉他

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●あめだま このお話は,新美南吉の『幼年童話』のひとつ,短いけれどおもしろいお話です。私は,読み進んでいって「な~んだ」とほっとします。そして,小さなあめだまを長い刀でポチンと二つに割ろうとしている髭づらのさむらいの姿を描いて,ははははと笑いたくなります。こころよい感動です。そして,この感動はこの物語の意外な展開と,それによってはっきりしたこのさむらいのやさしさへの共感,「ああ,よかったなあ」という思いであろうと思われます。

●一ねんせいとひよめ
 いいお話で,新美南吉の『幼年童話』の中の一篇です。このお話は,まずなにより単純素朴であるところが,とてもいいと私は思いました。じつにすっきりしています。一ねんせいたちとひよめが仲よしであるということ。それから,この一ねんせいたちがほんとに素直であるということ。それは,子どもという本質をみごとに描きだしているといえるでしょう。また,まったく大人のまねできない子どもらしい知恵と,それからなんともいえないユーモアが感じられるではありませんか。


よみかた授業書案の授業

Ⅰ.読みと語る
 読みの力を伸ばす,というのは,具体的にどういうことになるのか,私は次のように考えました。
  A 書かれてあることがらを読みとる。
  B 書かれてないことがらを読みとる。
  C 書かれていないことがらについて語る。
  D 自由に自分の思いを語る。
Ⅱ.授業の展開
 子どもたちを読めるようにするというのは,具体的にどうすることなのか。私はいまのところ次のようなことに落ちついています。

1.「よむ」こと
 よむこと,とくに小学校では声を出して読む(音読)ことが,授業の中心とならねばなりません。あれこれと教師の助言をかりなくても,子どもたちは自分の力で読むということだけで,作品の中身を感じとり,読みとることができるのです。「読ませること」こそが,授業の中で一番大切にされねばならないことなのだ,と私は考えるのです。

2.「とく」ということ
 「読む」ことだけでは,どうしてもわかりづらい部分が残ることがあります。それで,そこのところを補うために「とく」という仕事をもってきました。「とく」は,教師がそっと手をそえて,なおわかりづらいところの意味を,子どもたちに気づかせるための作業,というように私は考えます。子どもたちに,どうしても,このことをわからせようと,強引に教師の意図する方向へ引っぱってわからせようなどとしてはいけません。
「とく」を3つに分けて考える
① たしかめる
② おしえる
③ 考えさせる

3.「かく」こと
① 読むために書く
② 「とく」ための材料として書く
③ 授業内容を図式化して示す

4.「かたる」こと
① すきなところは,どこですか
② 語り合うということ

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