『たのしく教師デビュー』高野 圭著
この本は、明星大学通信教育学部で小原茂巳教授から仮説実験授業を学び、〈子どもたちに喜ばれる授業をすること〉に目覚めた著者の、教師デビューから数年間にわたる歩みを記録したものです。
「ボク自身は〈教師という職業〉で悩んだりすることよりも、たのしくやれちゃっている部分の方が大きいのです」「教師という職業にかぎらず、〈仕事するってたのしそうだな〉〈大人になるのもわるくないものだな〉というカンジを、子どもたちには伝えていきたい。そのために、子どもたちの一番身近で働いているボクたち教師にできることは、〈生徒と接する時間が一番長い授業をたのしくすること=たのしく仕事をしている姿を見せること〉なんじゃないか」と語る著者。そんな新米教師の姿と、それを取り囲む生徒たちの交流の記録は、きっと多くの先生方を励まし、勇気づけ、新たな気持ちで明日を迎えさせてくれるでしょう。
★★ 目次 ★★
はじめに
1年目
最初の授業でイイ先入観を
♦ラブレターみたいな感想をもらってニンマリ♡
「先生が一番たのしそう!」だなんて
♦高校2年生と《もしも原子が見えたなら》
生徒に謝る? 謝らない?
♦教師が校則違反をしてしまったら…
〈たのしみごと〉もイイじゃない
♦ものづくりから生まれるコミュニケーション
お別れのメッセージを手紙にして
♦生徒の感想で振り返る新米教師の1年間
ボクの定番メニュー①
●私は誰でしょうゲーム
2年目
別れと出会いの新学期
♦さびしいけれど,うれしいことも
相談できる人がいてよかった!
♦たくさんのヒトやモノに助けられてます
進路に悩んだボクだから
♦遠回りしたボクが高校生に伝えたいこと
授業して感謝されるシアワセ
♦感想文に並んだ「ありがとう」の言葉
「何で先生は厳しくないの?」
♦放送部のインタビューを受けて考えたこと
ボクの定番メニュー②
●困ったときの「動物シール」
番外編
そうだ,教師になろう!①
♦高校時代から二度目の大学入学まで
そうだ,教師になろう!②
♦小原先生との出会いから教員採用試験合格まで
教科書授業、どうしてますか?
♦少しでもマシな授業を目指してボクがやっていること
ボクの定番メニュー③
●おすすめ道具&スポット
3年目
バスケ部の主顧問になっちゃった!
♦涙から始まった1年半の主顧問生活
知識の丸暗記よりも大切なこと
♦日常の感覚や自分自身の経験も大事!
新しい世界が広がった! ボクと生徒の色彩検定受験記①
♦教師のボクだからできること
新しい世界が広がった! ボクと生徒の色彩検定受験記②
♦本当の〈学び〉がもたらしてくれたもの
ボクの定番メニュー④
●小原式ラクラク採点法
あとがき
本文に登場する授業書の紹介
ISBN978-4-7735-0287-9
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